プロダクトマネージャーあれこれ

PJMではなくPDMのPMです!

【第1回】サラリーマンの法務知識〜そもそも契約ってなんだろう〜

プロダクトマネージャーは、あらゆる手段を使ってプロダクトを良くしていく仕事だと考えています。

なにも社内リソースだけ使って開発だけで、プロダクトがよくなるなんて甘い世界ではありません。
(スーパーPMだとできるのかもしれませんが。。)

 

そこであらゆる手段をつくす中で、社内リソース(社員)で全て作り上げることはできないと判断したり、スケジュールやコスト的に外部を使った方がよいという判断をすることがあります。

 

そんなときに、様々な外部サービスを使ったり、人員を外部から一時的に雇用したりといった場面があります。

こういう場面では、必ず契約というのを締結して、サービスを利用したり、人員を確保します。

 

そんな契約というビジネスのキホンについて、就活生や新入社員でも参考になるような内容を提供できればなと思ってます。

なぜ契約をするのか

法的拘束力をもたせた当事者間合意をするのが目的です。

当事者というのは、サービスを受ける者とサービス提供事業者です。

 

「約束」というのも似たような言葉ですが、法的拘束力がないので、約束を守らなくても社会的な罰則はありません。

 

例えば、こういう内容でこういう価格でサービスを提供します。
という約束をしたとしても、その約束をサービス提供事業者が破っても、何にも対抗処置がありません。


そのサービス提供事業者を信頼できないので、未来永劫サービスを利用しないというくらいしかできません。

約束ももちろん大事

「会社間でいつまでにメールで回答します」とかの約束事については

契約ではないので法律的な罰則や拘束力はありませんが、信用を損なうというビジネスにおける重要なものを失う可能性はありますので約束も大事です。

 

契約だけ守れば良いという考え方ではなく、約束事も非常に大事です。

契約で守らないといけないものは?

契約にも種類があるのですが、簡単な売買契約を例にします。

 

基本的には債権と債務で成り立っています。

債権とは、契約相手に何かを要求できる権利です。
債務とは、契約相手の権利に対して応える義務です。

 

購入者とサービス提供事業者の二者間における売買契約があるとします。

 

購入者には、下記の債権と債務があります。

  • 債権: サービス提供を受ける権利
  • 債務: サービス利用料金を支払う義務

 

サービス提供事業者には下記の債権と債務があります。

  • 債権: サービス利用料金を受け取る権利
  • 債務: サービス提供をする義務

 

つまり、契約とは当事者の両方を守るために実施するのであり、どちらが有利不利というのは基本的にはないのが前提です。

 

購入者は支払いをしなければいけませんし、サービス提供事業者はサービスを提供しなければいけません。

 

どちらかが債務不履行(支払いをしない、またはサービスを提供しない)してしまうと、その相手方は法的に請求することができます。

 

これが契約です。

債務不履行の実際のところ

債務を履行しなかった場合に、すぐに裁判沙汰にするというケースは少ないです。

現実的に、どちらも、体力やお金を使いますからね。

 

実際には、当事者間で落とし所を決めて、当事者間で解決するというのが一般的です。


ただし、折り合いがつかないと裁判に持ち込んでといった感じで進んでいきます。

プロダクトマネージャー視点での契約とは?

これまでは、サービス提供を受ける側の視点で記載してますが
プロダクトマネージャー視点では、サービス提供事業者の視点が必要になってきます。

  • このプロダクトの債務はなんだろう?
  • 債務に関する例外や除外条件はなんだろう?
  • このプロダクトの債権はなんだろう?
  • 債権を請求できる発生条件はなんだろう?

など色々な角度で考える必要があります。

 

こういった視点をもってプロダクトを作ったり、新機能を追加したりしていきます。

 

実際に、サービス利用者に届ける前には、契約書や契約約款(契約条項)に変更が生じないかなどを法務チームと検討したりするのも、プロダクトマネージャーの仕事だったりします。

 

参考になりましたか。