管理職サラリーマン。

様々な職種を経験してきた中途半端な管理職サラリーマンが贈るブログ

社内失業という大企業の闇

社内失業とは、雇用はされているが働く場を失っている状態を指しています。 会社から干されるケースは大企業では少なく、自らそのような状態になるケースが大企業では多いと感じます。

社内失業者に関しては、主任クラスが多いように感じます。少ないですが係長クラスでも見ます。

主任クラスは主にアラサーが多い職位です。 一方、40代〜50代でも主任クラスがいたりします。 それでも頑張って働いている人も多いのですが、モチベーションを完全に失った社内失業者が多いのは、この年齢層の主任クラスかなという印象です。

社内失業者になるまで道のり

若手のうちは頑張っていた

40代〜50代の社内失業者(窓際族)も、若かりし頃は必死で働いていました。

社内失業者(窓際族)の若かりし頃を他の社員に聞くと、ある時からこうなってしまったという話をよく聞きます。

昇格でつまずいた

大抵は昇格でつまずいてます。 それが、主任クラスで止まってしまったのか、係長クラスで止まってしまったのかにもよりますが、間違いなくどこかで止まってしまっています。

私の経験では主任クラスで止まってしまった人が、社内失業者になる確率が高いように思います。

大企業では昇格チャンスは限られている

大企業では、昇格チャンスが◯回までといった形で限られてたりします。 もちろん、限られていないケースもありますが、今の時代は上が詰まっているので、「若手社員」と「年老いた社員」だったら、間違いなく若手社員の方を優先して昇格させるはずです。

つまり、チャンスを逃すとずっとその職位のままである可能性が高くなります。

昇格チャンスがないから頑張っても無駄

大企業では、職位ごとに給与レンジがガッチリ固まってます。 つまり、どんなに成果を上げても、その職位である以上は大幅な給与アップは望めません。

じゃあ頑張る意味あるの?という状態になる

ここまで来ると、モチベーションが上がらない状態となります。 しかも、仕事しなくても普通はクビになんてなりません。

評価でも、勤務態度だけしっかりしてれば、最低評価にはなりませんから、無難に楽して働く道を模索します。

段々と仕事しない人フラグが周りに浸透

自分だけではなく、周りの人からも仕事しない人というレッテルが付いてきます。 最初は居心地悪いかもしれませんが、それが当たり前になってくると、仕事しないのがデフォとなります。

たまにやる気を見せると評価される

仕事しないのがデフォになると、たまにやる気を見せるだけで評価されるという不思議な状態になります。

ただし、たまに見せるやる気は継続しません。

人事異動できない

やる気のない年のとった社員を欲しがる部署はありません。 大抵は、社内失業者は人事異動できず、その部署で最も長く在籍することになります。

奇跡的に異動!でも、そこは左遷先

異動できたとしたら、その上司が本当に頑張った証です。 正直、上司も手放したくてしょうなないけど、引き取り手がいなかっただけですからね。

もらってくれる部署といえば、収益や利益を上げる事業部ではなく、総務だっり、情シスだったり、コールセンターとかそういうところだったりします。 ※あくまでも私の経験した会社では。

つまり、そういったところに行く人は左遷されたと見られたりします。

左遷されたら完全な社内失業者

社内失業者となるとこんなことになります。

・始業時間にはちゃんといる
・会社に着いてからは自由時間
・自席にいない時間が多い
・自席にいてもネットサーフィンしかしない(都市伝説とかじゃなくて本当にネットサーフィンしかしてない人がいる)
・仕事を頼まれない
・仕事が頼まれないからやることない。 だからネットサーフィン。
・トイレに籠もりがち。しかも長時間。
・終業時間のちょい前に帰宅準備
・終業時間になったら即帰宅

社内失業者を取り巻く環境

降格も減給もない

大企業では、職位に応じた給与テーブルがありますので、ちゃんと働かなくてもクビになったり、大きく減給されることは基本的にはありません。

同じ職位にいても少しだけ年々昇給する

同じ職位にいても、給与テーブル上の上限値までは、一年毎に昇給したりします。 ただ、最近の大企業では、同じ職位にいても、青天井で昇給する仕組みは廃止しているようなところが多いので、あるところで給与が上がらなくなります。

楽して給与ゲット

はっきり言って、頑張ることでストレスが増すのが日本のサラリーマン社会です。

楽して給与を受け取れるというのは、社内失業者にとっては居心地がいいのかもしれません。

昇格チャンスがない。だからボーナスで還元。

社内失業者は昇格チャンスを失った人たち。

また、評価では昇格に影響する評価軸だけではなく、成果に対する評価軸もあります。 ボーナスでは、成果に対する評価でボーナス査定されたりするので、企業側としてはなんとか働いてほしいので、昇格には関係ありませんが、ボーナスの査定で還元する仕組みを取っているところが多いように思います。

つまり、社内失業者に対しては、昇格に関係する評価は低くして(若手の評価を上げるため)、ボーナスに関係する評価は高くする(できる若手は割りを食う)という現象が起こったりします。

なんだかんだで、相対評価なのが日本企業らしいです。

家族や親戚など外から見たら大企業の社員

社内失業者(窓際族)であっても、家族や親戚からみると、大企業の社員です。

世間体はいいので、会社以外では居心地がいいはずです。

結局どうするの?

結局のところ、社内失業者はずっと社内失業者のままだと思います。 企業側も、なぁなぁでこのままで良しとするでしょう。 大変なのは、同じ部署の上司や同僚です。

外資系だとバッサリと切ったりもしますが、日本企業では今後もそんなことをするのは無理だと思います。

転職もできない。転職できても年収は大幅ダウンするはずなので、社内失業者はそのまま動かず、定年まで迎えるとおもいます。

以上が、私が見てきた社内失業者です。