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FXの沼、大企業の立場のある者が横領してしまう件

最近だとマクドナルド社員がFXのために、6億円以上と言われる会社の金を横領する事件がありました。

会社の金を着服・横領したりするのは、投資目的(特にFX)が多いなぁと思い、そんな記事を書いてみることにしました。

1. 過去のFX絡みの横領事件一覧

この一覧は、"fx 横領"で検索した際に引っかかったニュースを基に作成しました。
こうやってみると、裁量や立場のある人か、金融商品を扱っている営業に絞られるんだなという印象です。

ニュースになるくらいなので、大企業や横領した金額にも依るとは思いますので氷山の一角ではあると思います。

会社 職種、役職 金額 理由
2019年頃 日本マクドナルド 財務部門 統括マネージャー 約6億円? FXの損失埋め
2016-2017 きらぼし銀行(旧東京都民銀行) 不明、手口から恐らく営業 約1800万円 FXの損失埋め
2016年頃 造幣局 総務課、仕事の一環として金塊を持ち出し 約6400万円 FXの損失埋め
2015年頃 中国銀行 不明、手口から恐らく営業 約2億円 FXの損失埋め
2014年頃 日本郵便 不明、手口から恐らく営業。主任 約1300万円 FXの損失埋め
2013年頃 りそな銀行 営業担当 約1億5000万円 FXの損失埋め
2012-2014 伊藤忠商事 経理・営業・総務などを一手に担当 約7億円 FXの損失埋め
2011年頃 不明 取締役経理部長 約7億2000万円 FXの損失埋め
2011年頃 三井住友銀行 不明。ただし預金の払い戻しなどをチェックできる立場 約4億8000万円 FXに利用。恐らく損失埋め
2010年頃 常陽銀行 融資係 係長 約1億4000万円 FXの損失埋め
2010年頃 エフコンサルティング 公認会計士 約30億円 FXに利用。恐らく損失埋め
2008-2009 IBMビジネスコンサルティングサービス 売掛金の回収などを担当。管理職 約1億3000万円 FXに利用。恐らく損失埋め

2. ハマると大変!FXの沼はハイレバレッジ!!

FXも現物で取引していれば、ただの為替取引になりますが
沼にハマっていく者たちは
レバレッジといって自身の少ない資金を使って、大金を動かしたりしています。

例えば、10万円を使って1000万円を動かすみたいな感じです。

ここでは、レバレッジ100倍の例として、10万円の資金を元に、1000万円の取引をするとします。

1ドル100円で1,000ドル買いました。
1ドル101円になったので、1,000ドルを売ることにしました。

現物取引(レバレッジ1倍)の場合には、
100,000円→101,000円
といったように1,000円の利益が発生します。

ただし、FXのレバレッジ100倍(1000万円)で取引している場合には、
10,000,000円→10,100,000円
となり、10万円の利益が発生します。

手元の資金は同じ10万円で取引しているにもかかわらず、
現物取引→1000円の儲け
レバレッジ100倍→10万円の儲け

このように、少ない資金でも、大きく儲けられる仕組みこそ、レバレッジ取引であり、そのレバレッジ取引ができる代表格として、FXが認知されてます。

3. レバレッジは損するときがヤバい

同じく、資金10万円でレバレッジ100倍でスタートするとします。

今度は1ドル100円で購入したところ、1ドル99円になったとします。

この時は、
10,000,000円→9,900,000円
となり、10万円の損益が発生します。

資金10万円でスタートしているので、ここで強制ロスカットと言われる仕組みが作動します。

これは、FXをやっている人を守る仕組みで、資金以上の損益が発生するのを強制的に防ぐために作動します。

手元の資金少なく、高いレバレッジをかけている場合には、少しの為替変動でロスカットされてしまいます。

▼手元のお金10万円
レバレッジ1倍の場合:
1ドル100円が、1ドル10円になっても、
100,000円が、10,000円になるだけです。まだ手元に資金があるので、ロスカットもされません。ただし、含み損として90,000円の赤字状態です。
ただ、ロスカットされないので、再び1ドルが20円や50円など上がるまで待つことができます。

レバレッジ100倍の場合:
1ドル100円が、1ドル90円になると、
10,000,000円が、9,900,000円になります。マイナス10万円となり、手元には何も残りません。強制ロスカットです。

レバレッジ1000倍(資金10万、運用額は1億円)の場合:
仮に1000倍が可能だった場合には、もっと悲惨です。
1ドル100円が、1ドル99円になると、
100,000,000円が、99,900,000円になります。マイナス10万円となり、手元には何も残りません。強制ロスカットです。

つまり、レバレッジを高く設定すると少しの価格変動が大きなリスクにもなり、大きなリターンにもなります。

通常の為替相場では、1円なんて1日で動くことはないので、資金少なく大きく儲けるためには、大きなリターンを得られるレバレッジの沼にハマってしまうのでしょう。

4. ロスカットも万能ではない!手元資金以上にマイナスになることも!

これまでの例では、ロスカットを手元資金として説明しました。

実際のところは、手元資金のことを証拠金といい、証拠金のX%で強制ロスカットするといった具合になってます。

このロスカットのシステムも所詮システムです。

価格変動が急激に勢いで発生した場合には、ロスカット閾値が反応する前に、価格が大きく変化することもあります。

こういう大きな価格変動によって、手元資金以上の大きな損をすることがあります。

5. 仮想通貨も同じ!レバレッジではなく現物取引が安心!

仮想通貨もFXと同じです。
レバレッジ取引は超高リスクです!

手元資金以上の損失を出さないためには、リターンを削ることになりますが、現物取引が安心です。

6. 現物取引でもボラリティには要注意!

ボラリティが高いというのは、変動の大きいという意味です。

一時期、仮想通貨が流行ったのは、ボラリティが高い金融商品だったからです。

いくら現物取引なら手元資金以上の損失が発生しないといっても、ボラリティが高いと、その手元資金はすっからかんになる可能性が高まります。

7. ギャンブル思考のマイナスを取り返す行為が決定打になる!

やられたら取り返す!
そんな思考は単なるギャンブラーです。

10万円損した時に、一気に10万円を取り返そうとするのはギャンブル思考です。

なぜなら、資金が少ないのに無理して高いレバレッジをかける可能性が高いからです。

さらに、損失が出たらどうしよう!?なんて考えが吹っ飛んで、どんどん沼にハマってしまう人は本当に危険です。

8. 投資の基本!リスクとリターンはバランスされている!!

8.1 手元資金少ない人が選びがちなハイリターン

ローリスクハイリターンなんて、そんな虫のいい話はありません。

どんな投資も、リスクとリターンはバランスされています。

ローリスクだったらローリターンだし、ハイリスクだったらハイリターンです。

手元資金の少ない人こそ、ハイリターンに手を出しがちです。

8.2 初心者ができない損切り

初心者ができない基本動作として、損切りというのがあります。

もう少し待てば価格が戻る!とかそんな淡い期待によって、損失がどんどん拡大していきます。

運の良い時は、価格が戻ることもあるでしょうが、損切りができないと負ける時に大きく負ける可能性が高いです。

損切りとは、損失を自分自身でコントロールすることを意味しています。

損失コントロールできないということは、制御不能ということで、かなり危険な状態です。

9. こんな人は着服・横領予備軍

こんな人は危ないなというのを一覧にしてみました。

  • ハイリターン狙い
  • 余裕資金ではなく生活資金を切り詰めて投資している
  • 投資で勝った経験がある
  • 負けたら取り返したい
  • 損は絶対にしたくない
  • 会社では経理など会社のお金を扱っている
  • 会社でそこそこの立場にいる
  • 金融商品を取り扱う営業をしている

やはり着服・横領するとなるとよっぽど追い込まれていないとしないと思うのと 横領できる立場にいるというのもポイントです。

以上となります。
解雇だけではなく、逮捕もされ、人生がボロボロになります。
絶対にしないように!