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IT業界の闇は客先常駐(SES)にあり!

IT業界ではよくSES(System Engineering Service)と呼ばれる業務委託をして、開発や運用、カスタマーサポートの人員を補っています。

今回は、そんなSESについて取り上げます!

ここで紹介するSESはあくまでも負の側面にフォーカスしている記事となっていますので悪しからず。SESでも、素晴らしく業績を上げているケースも極々たまに聞きます。 もちろん、そういう方はエンジニア単価が非常に高いエンジニアとなり、かなり例外ではありますが。

1. SESは準委任契約のこと

SESとは、準委任契約のことを指しています。

つまり、エンジニアの労働時間に対して報酬を支払う契約形態となります。

そのため、請負契約のように成果物や納期に関する取り決めはないです。

シンプルにいうと、バイトみたいなものです。

準委任契約と請負契約の違いについては、こちらの記事でまとめています。 www.pdm.tokyo

2. SESは客先常駐が基本!

SESでは、エンジニアは準委任契約の発注元である客先に常駐して働くのが基本となります。

つまり、派遣契約ではありませんが、派遣みたいな形で客先で働くこととなります。

2.1 フリーランスで実力のあるエンジニアは例外

SESでも、SES会社に雇われているケースとフリーランスのケースがあります。

フリーランスで実力のあるエンジニアは、リモートワークじゃないとNG!、フレックスタイム制で緩く働きたい!とか条件を色々出してくるケースが多いです。

なぜなら、こういう条件を付けても、仕事を頼みたいという企業はたくさんいるからです。

私が言及しているIT業界の闇というのは、客先常駐フルタイム勤務のエンジニアのケースです。

3. SES会社はIT未経験をとにかく集める(門戸は広く開いてるが出口は極狭)

IT業界未経験の中途採用をやっているSES会社が多いです。 数ヶ月の短い研修期間を通じて、企業に派遣します。

IT業界未経験でも採用されるので、他業界で色々と不満に思ってる人が吸い寄せられる構造です。

ただ、SESや客先常駐の実態をよく知らずに吸い込まれるケースが本当に多い!

SESの実態を理解していて入るならまだしも、低賃金で、キャリア形成が本当に難しいという実態は理解できていなくて、不満が蓄積するケースを本当によくみます。

長く働けば働くほど、年齢に対して経験値や実績値に乖離が出るため、いざ転職したい!と思った時には、なかなか条件に見合う転職先は見つからず難民化する可能性があります!

遅くとも30歳前後で、SESから抜け出せるようにすることをお勧めします。

ちなみに、SES会社に無期雇用されていて、SES会社で成り上がるんだ!と思っている方は例外です。

4. SESは闇だらけ

4.1 あくまでも客先。業務範囲が限定的で裁量はなし。

責任を持って何かを最後まで業務遂行するというよりも、与えられたタスクをこなすだけ。

そのため、業務範囲も狭いし、裁量なんてありません。

ルーティン作業や正社員がやりたがらない作業ばかりをやらされることになります。

何かミスしたら始末書は正社員と同等レベルで必要。

4.2 次第に与えられたことしかできなくなる

20代の若手ならまだしも、30代になっても客先常駐ばかりやっていると、キャリア形成が難しいでしょう。

理由として、課題を見つけて解決したり、企画して提案して、稟議回して、実行するということを業務としてやらないケースが大半だからです。

そういう働き方ばかりしてると、段々と仕事にも受身になっていき、最終的には指示待ち人間の出来上がりです。

4.3 給料レンジが低い

SES会社という仲介業者を経由するので、その分給料レンジは低くなります。

どんな業界の給料でも、商品でもそうなのですが、仲介業者が入れば入るほど給料は低くなりますよね。

国内SES会社や外資の入っているSES会社のエンジニアの給料を10名程度聞いたことがありますが衝撃でした。

衝撃の理由は、エンジニア単価が決して安くないエンジニアでも、これだけしかもらってないのかという理由で。それだけマージン取って搾取されてるということです。

4.4 給料のアップが難しい

SESのエンジニアの話を聞くと、不満に思っているのは、評価が正しくされないという点です。

この理由として、上長は客先には出ていないので、普段の働きっぷりが分かってもらえてないと感じています。

請負契約と異なり、SESは納期と成果物がない時間労働であるため、昇給に繋がるようなアピールをすることも難しいような状況になります。

4.5 採用側もSESの実態を知っているから転職が難しい

客先常駐の職務経歴をみると、採用側もどんな仕事をしてきたのか大体は想像がつきます。

・与えられたタスクを時間労働でこなしてきたこと
・裁量はない中で業務してきたこと
・課題発見や解決などは客先の正社員がハンドリングしているので経験が少ないこと

上記のことから、若手枠で転職するにはそこまで不利になることはないと思いますが、30代や40代になると、求められる資質やスキルと職務経歴に乖離が生じてきます。

そうなると、転職は難しくなってきます。

もちろん人手不足の企業なら採用されると思いますが、年齢が上がるにつれ、段々と転職が難しくなってきます。

以上が、客先常駐するSESの闇でした。