管理職サラリーマン。

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ダボス会議で議論された将来不要な能力

世界経済フォーラム、通称「ダボス会議」で議論されたAIや自動化によって、今後需要が落ちる能力について取り上げていきます。

2018年に開催されたダボス会議では、人工知能(AI)やロボットの開発進展により、2025年までに半数以上の仕事はロボットなどの機械が担うことになると予測する報告書を発表してます。

この2025年という時間軸はさておき、実際に働く現場をみていても確かになぁという実感があったものについて取り上げてみました。

ちなみに、これらはダボス会議に出席する世界規模で展開する300社以上の企業の経営者らに調査し、分析結果をまとめたものなので、評論家チックかというとそうではなく、実際の企業のトップからのアンケートなどを情報源としています。

1. 手先の器用さ、我慢強さや正確性は不要

イメージがつくのは、機械工場や裁縫工場などで働くのに必要なスキルですね。

AIというよりも、ファクトリーオートメーションによって随分と前から、機械に置き換わるとされているスキルです。

その機械が不調だった時には、人でメンテナンスしてますが、このメンテナンスすら機械に置き換わると本当に人が不要になりますよね。

人は機械に、精密さ、正確さ(再現性の高さ)、我慢強さでは勝てる訳がないので、客観的にみて納得ですね。

2. 記憶力、空間的能力は不要

接客などに代表される能力です。 商品知識などが豊富だと、接客能力も向上しますよね。

あとは、タクシードライバーでは空間的な変化や場所などを認識する力が求められます。

これも、接客ロボットや自動運転に置き換わる可能性が高いですよね。

あとは、防犯カメラのようなものもそうです。

捜査も人でやる部分は残ると思いますが、犯罪者の顔を記憶したりするのは間違いなく機械の方が達者なはずです。

記憶力やカメラ認識している空間的能力は、人では機械に太刀打ちできませんので。

3. 財務やコストマネジメント能力は不要

財務なんて最たるもので、AIというよりも、すでにコストマネージメントするための商品がありますよね。

ERPとかですね。

つまり、インプットして財務状況を把握するためのアウトプットまでは、すでに機械化できます。

そのアウトプットを使って、経営をどうするか、商品をどうするかを考える高度な分析・行動能力ができないといけなくなる時代になります。

コスト管理についても同様で、原材料などのコストマネージメントも人により何かメリットをもたらすよりも、機械により自動化させるメリットの方が大きいという印象を持ってます。

4. テクノロジーの導入・保持は不要

テクノロジーの導入としては、例えばERPを導入するために必要な先任者は不要ということになります。

これには異論があると思いますが、

私の考えでは、日本企業はカスタム大好きなので、元々のパッケージで使えばいいものの、無理にカスタムを加えるから、導入も難しいし、保守(変更含む)が難しくなるんです。

そのパッケージに合わせて、ある程度は業務の方法などを変える方が結果としてはコストが下がったりします。

私は今後はERPやCRM、その他テクノロジーの導入に関しては、どのようなAIや機械に置き換わるかは別として、導入先任者や導入コンサルみたいなのは不要になっていくと思います。

いや、不要になっていかないと日本企業は世界についていけなくなると思います。

5. 人材管理は不要

人材管理については、人事部が当たる場所ですね。

人のマネージメント(精神的・体力的なマネージメント)は必要であることは変わりませんが、ミッションやビジョン達成に必要な、人やスキルや計画などの人材管理は不要になっていくと思います。

理由として、1〜4章を始めとする能力を持つ従業員が不要になっていきます。

そうなると、人による計画のズレを織り込まなくて済むようになります。

なんらかの原因で計画のズレが出ても、AIによる単純なアウトプット分析には人は勝てません。

また、人ではなく、テクノロジーで解決できることがどんどんと増えていきます。

これらを加味しても、全く不要にはなりませんが、かなりの仕事が機械に置き換わると思います。

6. 品質管理、安全意識は不要

なんらかの指標を作るのは人のままだと思います。

ただし、その指標通りの品質であることを担保するのは機械の方が間違えありません。

人でやっている限りは、サンプリング分析をしていますが、機械化できれば、全チェックもできるようになるかもしれません。

また、安全意識もそのように機械にプログラミングすれば、人では敵いません。

人は、感情や疲れにも左右されまくりますからね。

7. コーディネーションと時間管理は不要

すでに、Google HomeやSiriなどが出てきてるので想像しやすいと思います。

秘書みたいな職業がなくなるかというと、恐らく物理的な雑用だったり、精神的な拠り所になっている可能性もあるのでなくならないとは思います。

ただ、旅行コーディネーターなバスガイドなどにおいて、ホスピタリティにおける高度なサービス提供しておらず、ただコーディネートと時間管理しているだけの人は奪われていくはずです。

8. 視覚、聴覚、スピーチ能力は不要

視覚や聴覚はカメラに置き換わります。 防犯カメラや画像認識、音声認識などが分かりやすいですね。

スピーチ能力は一件、人の方が優っているようにみえますが、これはアナウンサーやトップの声優・語り部などの限られた人だけです。

これらの人はアドリブ能力に長けてるからです。

感情を表現する能力や突発的な反応に長けています。

結婚式場にいるスピーチする人など原稿通りに読むだけの人は、AIや機械に取って代わると思います。

9. まとめ

機械の方が得意な能力としては、知識量、精密さ、我慢強さ、表面的な空間把握能力、機械的な言語能力、単純作業、単純な論理的分析能力です。

大企業でよくいる事務職や時間労働的な派遣社員はバッサバサ切られていくはずです。

現に、大企業では本格導入の前の検証フェーズだったりしますが、RPAというのも取り入れていってます。

これらを中心にここ10年くらいで、AIや機械に置き換わっていくと思います。

置き換わるといっても、ゼロになる訳ではありません。

そのため、該当する職種でも、他に付加価値を乗せて業務している人はその付加価値が逆に強みになってくると思います。

例として、旅行コーディネーターに関しても、当初予定していた時間よりも、人の疲れ具合をみて休憩時間を長めに取ったり、元々の予定がツアー客の好みとは違うことを会話する中で把握して、別のところに巡ったりというのもホスピタリティという付加価値を持っているので、こういう人たちは奪われにくいと思います。

次回は、RPAで奪われる事務職・単純作業員について取り上げます。