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住信SBIネット銀行のシステム障害対応にはがっかりした

住信SBIネット銀行では、2020年2月23日の朝からインターネットを通じた振り込みなどほぼすべての取り引きができなくなるシステム障害が発生しました。

今回のタイトルにある「がっかり」の理由は、システム障害が発生したことではなく、「日本IBMのデータセンターにおける電源障害により〜」といった形で、日本IBMを晒している点です。

メインバンクとして利用しているだけに非常にがっかりしました。

1. システム障害は起こるもの

IT業界の中では、金融向けシステムはミッションクリティカルといって、絶対止めてはいけないシステムの代表格となってます。

そのため、金融向けの超高い可用性と信頼性のあるシステムになっていますが、所詮は物理的な機器で動いています。

不具合のないハードウェア、ソフトフェアなんてありません。

また、人によるオペレーションがあります。

つまり、ミッションクリティカルと言えど、システム障害は発生する時は発生するし、いかに最小限に抑えるかというのがキーポイントなんです。

システム障害は発生して当たり前なんです。

人為的なミスがあった場合には、許す・許さないとかの次元の話ではなく、再発防止に努めてもらえればいいんです。

2. 利用者サイドとしてはどこのデータセンターの障害かなんて情報はどうでもいい

今回は、「日本IBMのデータセンター」の障害といった形で晒してますが、利用者サイドとしてはどうでもいい情報です。

利用者サイドとしては以下の点が知れればいいのです。

  • どのサービスが使えないか
  • 何で使えないのか
  • 復旧ステータスはどうか
  • いつ頃復旧しそうか

今回は、なぜか「データセンターの電源障害」ではなく、「日本IBMのデータセンターの電源障害」と晒してしまいました。

いかなる障害が発生しても、それは「日本IBM」の責任ではなく、「住信SBIネット銀行」の責任なのです。

繰り返しになりますが、事業者である「住信SBIネット銀行」の責任です!

3. 勘違いしている事業者が増えている

事業者が提供しているサービスが利用できない状況にある時には、事業者の責任なんです。

データセンター、通信事業者、ネットワーク機器ベンダー、サーバ機器ベンダーの責任ではありません。

もちろん、「住信SBIネット銀行」から見たら、今回は日本IBMに責任があるのはわかります。

住信SBIネット銀行に限らず、残念なことに最近は他責にするかのごとく、晒す事業者が増えてきてます。

2019年8月に発生したAWSの大規模障害に関しても、「AWS障害により、サービスが利用できなくなってます。AWSの復旧をお待ちください。」などを掲載している事業者が多数いました。

障害が発生しても大丈夫なアーキテクチャにするという観点の欠落、およびサービス提供している事業者の責任放棄にも見える内容に、がっかりが止まりませんでした。

2019年11月に発生した楽天カードの障害でも、「株式会社QTnetの電源設備更新作業に伴う不具合により〜」といったように、九州電力の子会社「QTnet」を晒していました。

この案件も利用者としてはどうでもいい情報であり、「データセンター事業者による電源更新作業に伴う不具合によりー」でよかったはずです。

4. 繰り返しになりますが、事業者である「住信SBIネット銀行」の責任です

純粋に住信SBIネット銀行には、非常にがっかりしました。

おそらく、他責にしたい心が少しでもあるのだと思います。

日本IBMを晒せば、世間の目が日本IBMに向き、自分たちが楽になるとでも思っているのでしょうか。

いえ、実際には事業者の責任放棄に見えてしまうことでしょう。

また、少し前には勘定系システム移行に関するリリースが打たれました。

r.nikkei.com

つまり、数年後に「日本IBM」から「日立」へシステム移行します。

憶測ですが、このタイミングでデータセンター移行も発生するのではないでしょうか。

今回の障害は「日本IBM」がやらかしてごめんなさい。

でも、将来的には「日立」のデータセンターになるから安心して!と言っているようなものですし、そう言いたいんじゃないかと勘ぐります。

事業者としてダメな姿勢ですね。

サービス提供事業者としての責任については、色々と思うところがありましたので、今回のブログ記事を書いてみました。

以上です。